極限状況からの脱出劇というシンプルなプロットに、航空パニックのスリルと、脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んだハイブリッド・サバイバルアクション『ロスト・フライト』。
そろそろ年末年始の予定を考え始めた方もいるのではないだろうか?冬の寒さから逃げて暖かい島で過ごすのも最高!なはず。旅先に悩んでいる皆様に朗報。『ロスト・フライト』の舞台となったフィリピン・ホロ島をご紹介!
照り付ける太陽、爽やかな風そして美しい海。ばえること間違いなしのルームサービスも堪能でき、神秘的な密林への宝を探すかのような、日常からかけ離れた冒険があなたを待つ―そう、そこはホロ島!ここはこの世の極楽か?しかし…その実情は…!?
飛行機が不時着し、助けを求める右も左も分からない乗客をあたたかく迎えるのは反政府ゲリラ!手を振って近づくと撃たれるよ!でも乗った飛行機に元英空軍の機長と、元フランス外人部隊の移送中の犯罪者が偶然乗り合わせていれば大丈夫!あなたを命の危機から救い出す!かもしれません。
『ロスト・フライト』で舞台として選ばれたホロ島。実際に危険な島として認知されており、イスラム過激派のアブ・サヤフの拠点が存在するという。身代金目的の誘拐事件も横行しており、組織のメンバー以外に現地の一般市民と地元当局者が誘拐に協力している可能性も噂されている。現在、日本の外務省はホロ島を含む、ミンダナオ島西部エリアにレベル3(渡航中止勧告)を出している。本作でのホロ島の描写をめぐり、フィリピンの上院議員から「国の名声と名誉を傷つける」と懸念が表明され、フィリピンでの上映が自主規制された。
脚本の、元MI6のスパイであるチャールズ・カミングが家族との休暇時に「自分たちの乗った飛行機が、テロリストの支配する地域に行き先変更になったらどうなっていただろう」と考えたところからアイディアを膨らませた本作。特殊部隊の工作員に「足止めを食らったら困る場所」のリサーチをした結果、ホロ島が舞台に選ばれた。プロデューサーのバタンは「ISISほどマスコミに注目されてはいないが、周辺には数百の島があり、宗教思想の過激派と資本主義を掲げるゲリラが支配している。観客がこれまで目にしたことのない新鮮な舞台だと考えたんだ」と語る。
怖いもの見たさだけで足を踏み入れてはいけない、天国かと思いきや地獄の体験が待つホロ島に行く際にぜひご参考ください。
■【特別映像】『ロスト・フライト』Welcome♡ホロ島映像
11月23日(木・祝)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー