愛と哀しみの旅路
1936年。ロサンゼルスで日本人向け映画館を営む日系一世、ヒロシ・カワムラの娘リリーは映画館で働く元労働活動家のジヤツク・マクガーンと恋に落ち、両親の猛反対にもかかわらず、移民と米国市民の結婚を禁じた当時のカリフォルニア州法を避けるためシアトルに駆け落ちしてまで式を挙げた。娘ミニも生まれ幸福な生活を営んでいた2人だったが、ジャックが再び組合運動に深入りしてゆくのをリリーがやめさせようとした結果いさかいが起こり、リリーはミニを連れて実家へ戻ってしまう。そこへ降ってわいたような日米開戦…。
在米日系人隔離政策を背景に、日系ニ世の女性とアメリカ人青年の愛のゆくえは?