二十六夜待ち

(C)2017 佐伯一麦/「二十六夜待ち」製作委員会
震災ですべてを失い、福島の叔母の工務店に身を寄せる由実は、路地裏にある小さな飲み屋で働くことに。店主の杉谷は過去の記憶を失っており、覚えていることは手が料理をしていたということだけ。周囲の温かな人々に囲まれながらも、杉谷の心はいつも怯え、自分が何者か分からない孤独を抱え込んでいた。ともに心に傷を抱えた由実と杉谷は、やがて引き寄せ合うように心と体を寄り添わせるようになるが……。

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