二人の女勝負師

(C)『二人の女勝負師』製作委員会
将棋女流名将戦五番勝負の最終局を控え、現在タイトルを独占している楢井叡美は挑戦者内田理沙子三段を迎え撃とうとしていた。 叡美には気がかりなことがあった。幼いころからともに修行してきた兄弟弟子の石塚俊之の年齢制限が間近に控えているのだ。次の奨励会の対局で昇段しなければ規定により将棋界から去らなければならない。そんな大事な時なのに師匠の吉田六段夫妻とともに激励に訪れた俊之に、叡美は時間を無駄にしているとなじり、いつものように喧嘩になってしまうのだった。

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