殺るかやられるか

(C)1966 日活
三上伸一は、自分が一番大事にしていた弟英次が事故死したという報を、暗い独房の中で聞いた。彼は少年の頃、横浜の港で宇佐見組組長雄作に拾われ、成長した。そしてその恩義から組長の実弟市郎が犯した村井組組長村井良平殺しの代人役をやってのけたのだった。しかし市郎は冷たく、五年ぶりで出所した三上を突っぱねた。翌日から三上は怪死した弟英次の真相を追って奔走した。ある夜三上は宇佐見組のチンピラと喧嘩し重傷を負って倒れた。その彼を助けたのは、市郎に殺された村井良平の妻雅江であった。

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