ひかりをあててしぼる
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谷中浩平は、いわゆる普通のサラリーマン。ある日、友人の巧と合コンに参加、そこにいた美しい女、木下智美。浩平と智美は急接近、やがて結婚することになる。当初は幸せな夫婦生活だった。しかし、虚栄心の強い智美は浩平を振り回すようになり、やがて二人の間に溝ができていく。
自由を奪われたくないので、できた子供も堕胎を選ぶ智美。人に羨ましいと言われる生活をするため、高級マンションに住む。その為に借金をする…。智美に嫌われたくないと、必死に理想の夫を目指す浩平。しかし、ついに溜まっていた不満が爆発、智美に暴力を振るうようになる。鼻や歯が折れるほどの暴力を受けつづける智美、しかし、智美もまた浩平に依存していき、逃げ出す事なく暴力を甘んじて受ける。
ボロボロになっていく二人が迎えた結末は、他人から見れば悲劇的なものだったが、智美にとっては最高の幸せとも言えるものだった……。