婚約指輪(エンゲージ・リング)
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裕福な家庭に育った河口都喜夫に、最近親同士の話合いで幼友達節子との婚約が持上ったが、異性との交際関係は二人共に仲間のリーダー格。都喜夫はそれでも両親を一応安心させるため、銀座で豪華なサファイヤの婚約指輪を求めた。しかしデパー卜に寄った折、友人倉田に声をかけられ指輪を置き忘れてしまう。指輪をみつけた靴下売場の育子は、言いそびれて翌日の朝、主任に報告したが、濡衣を着せられ怒って辞めてしまう。指輪は戻ったが育子の件を知った都喜夫は、お詫びの印に新しい勤め口をと申し出るが、無邪気な彼女は首を振るだけ。