柳生一番勝負 無頼の谷
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「柳生武芸帳」シリーズ第3作。
柳生十兵衛は十年振りで松月の庄を訪れたが……平和な昔の面影はなく狼谷の郷土大田黒刑部、陣十郎兄弟が藩主諏訪信濃守と、家老三田村内膳と組み、秋月隼人正の病身につけこみ暴威をふるっていた。隼人正とその弟又七郎は十兵衛と師弟の間柄であった。秋月の庄を滅ぼさんとする内膳にとって十兵衛の出現は邪魔であった。内膳は暴れ者の丑之助にお前の父を殺したのは十兵衛だと扇動した。無益な争いをさけようとする十兵衛に、陣十郎達が襲いかかり丑之助は崖下に転落した。