海すずめ
(C)2016「海すずめ」製作委員会
愛媛県宇和島市。小説家デビューを果たすものの2冊目の小説が書けない主人公の雀は、地元に戻り図書館自転車課(自転車で図書を 運ぶ)で働き始める。共に働くのは元ロードレーサーの岡崎賢一とアルバイトで嫌味な上司の娘原田はな。ある日、本の常連客であるトメから「もともと現在の市立図書館の前には、空襲で全焼した私立伊達図書館があった」という事実とトメ自身も戦前はそこで 働いていたことを教えられる。そんな最中、町は”伊達400年祭の武者行列”で使用される着物の刺繍模様の復元するための資料‘御家伝来の本‘を探して騒ぎとなっていた。一方で、図書館では自転車課の廃止案が浮上していることも発覚。雀は資料となる本を求めて、そして自転車課廃止を阻止するべく走り出す。”御家伝来の本”の行方は? ”伊達400年祭の武者行列”で使用 される着物の刺繍は完成するのか? そして、がむしゃらに走り続けた雀は、また新たな小説執筆へと歩み始められるのか?