星ガ丘ワンダーランド
(C)2015『星ガ丘ワンダーランド』製作委員会
その日、母さんはボクを捨てた―。
それから20年、ある日突然届いた報せは母の自殺だった。幼いころに母親に捨てられ、成長した今は星ガ丘駅の落し物預り所で働く若者・温人の元に次々に現れる落し物を探す訳ありの面々。
落し物の持ち主を想像しては、名札の裏に似顔絵を描く。それはそっくりだったり、まったく違っていたり…。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか…。そんな想像をする日々が温人の日常だった。
だがある日、幼いころに自分を捨てた母親が自殺したという一報が届く。そこから、温人の止まっていた人生が動き始める。彼自身も知らなかった事件の真相、そして過去が明かされていく―。