木屋町DARUMA
(C)2014「木屋町DARUMA」製作委員会
勝浦茂雄は、かつて京都木屋町を牛耳る組織を束ねていたが、5年前のある事件で四肢を失った。今は、ハンデのある身体で債務者の家に乗り込み、嫌がらせをして回収する取立て稼業で生計を立てていた。仲間の古澤から世話を命じられた坂本の助けを借り、次々仕事をこなしている。
そこへ、真崎という一家に対する追い込みの仕事が入る。その家族は、金と麻薬を持ち逃げした元部下サトシの身内だった。勝浦は責任を取って今の身体になったのだが、事件に疑問を感じた坂本が過去を嗅ぎ回り始める。人生が壊れてゆく債務者を見つめながら、薄汚い闇社会でもがく勝浦と坂本は、5年前のある真実を知ってしまう……。