いつかの、玄関たちと、

(C)2014「いつかの、玄関たちと、」製作委員会
神奈川県の山間の町・下村。交通は不便で若者はいない。知らない顔はいない、狭い町。大塚あやめは、高校を卒業したら東京の専門学校に進学することを決めている。家に帰るとひょうきんな父と母が温かく迎え、家族団らんの食卓。父の晩酌はあやめの役目。コンビニへは車で通う距離。家族3人で出かけるのが日課だ。 ある日の帰り道、いつものバス停に見知らぬ少女が立っている。その少女はさっそうとバスに乗り込み、あやめのいつもの「指定席」に座ってしまった。家に帰ると、突然知らない女性が出迎えてくる。あやめの姉・すみれだと言う。そしてあやめと同い年の娘・茉祐子は、バス停の見知らぬ少女だった。母も父も、何事もなかったかのように二人を受け入れている。 あやめは、そんな日常の変化を受け入れられず家から足が遠のく。食事もせずに帰った妹を気遣うすみれの好意も受け入れることができない。あやめの誕生日、家族はパーティーの支度をして待っていたが、すぐに自分の部屋に籠ってしまう。そんなあやめの複雑な心境を、母は何も言わず見守っていた。
公開日
2014年10月18日(土)
監督
勝又悠
脚本
勝又悠
撮影
古屋幸一
音楽
松本龍之介
出演
藤江れいな 木下ほうか 山村美智 五十嵐康陽 円城寺あや 松尾貴史 阿藤快 松原智恵子
製作年
2014
製作国
日本
上映時間
94
配給会社
アルゴ・ピクチャーズ

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