太陽の坐る場所
(C)2014『太陽の坐る場所』製作委員会
学校中の人気を集め、クラスの女王として君臨していた響子。自分の立場も、好きな人も、友達すらも、欲しいものは何でも手に入ると信じていた完璧な高校時代。彼女の傍には、いつも、同じ名前を持つ同級生の今日子がいた。光り輝く太陽と、その光に付き従う影のように。
高校卒業から10年。過去の輝きを失い、地元で地方局のアナウンサーとして満たされない毎日を過ごす響子と、彼女とは対照的に、東京に出て、誰もが憧れる人気女優として活躍している今日子。そんな2人の元に、クラス会の知らせが届く。これまでにも、度々開かれてきたクラス会で話題にあがるのは、女王・響子ではなく、女優となった今日子のこと。かつての光と影が入れ替わり、卒業以来、言葉を交わすことすらなかった2人がそこで再会を果たす…2人が向き合い、初めて語られる10年前の真実とは?