ラブクラフト・ガール
(C)映画「ラブクラフト・ガール」
デザイナー志望の26歳・茜は突然のリストラに遭い、夢の実現を目の前にして無職に。失意のうちに帰宅すると、結婚するはずだった彼氏の浮気現場に遭遇、一日にして 家と恋人までも失ってしまう。貯金も尽きた茜の目に飛び込んできたのは就職情報誌の「デザイン・企画開発・即日勤務可能」の文字。意外なほどトントン拍子に採用となり、憧れのデザイナーになった喜びもつかの間、 入社した「ラブクラフト社」が扱う主な商品が “ラブグッズ”と呼ばれる女性用セクシャルグッズであることを知り愕然とする。イケメンなのに冷徹な教育係の田村や、経験豊富な女性上司、つかみどころのない社長など、一癖も二癖もある社員に囲まれ戸惑う茜。さらに理想のデザイナー像とあまりに程遠い仕事内容に気力も出ず、ミスを連発することに。しかし、社員たちのラブグッズにかける熱い思いや、商品に救われた顧客たちの声を聞くうち、彼女はある大切なことに気づいていく…。