サクラサク
(C)2014「サクラサク」製作委員会
大手家電メーカーに勤める大崎俊介は、部下からの信頼も厚く、将来を嘱望される会社員だ。重役への出世も目前で、生活は順風満帆なように思えた。しかし、気付けばその家庭は多くの問題を抱えていた…。周りを見つめるきっかけになったのは、父・俊太郎が老人性認知症を患ったことだった。大雨の夜、俊太郎は徘徊しているところを警察に保護され、この日を境におかしな行動が増えていく。
苦しむ俊太郎を見ても家族は見て見ぬふりで、一切助けようとはしなかった。薄情な家族に俊介は大きく失望し、孤独な父を守ろうと奮闘する。しかし実は、息子・大介が人知れず俊太郎を介護していたことを知り…。