生贄のジレンマ 下
(C)2013土橋真二郎、アスキー・メディアワークス/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
土橋真二郎の同名小説を映画化。高校生たちに仕掛けられた究極のサバイバルゲームを描く。三部作の下編。
高校卒業式の朝。篠原純一が数週間ぶりに登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室にはクラスメイト全員が揃っていた。やがて校内放送で不可解なメッセージが告げられる。「今から1時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法があります、それは生贄を捧げることです――」 篠原と同級の鈴木理香をはじめ、最初はタチの悪いイタズラだと半信半疑だった生徒たちも、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であることを知る。
友情、愛情、疑心暗鬼、裏切り、自己犠牲、偽善といったあらゆる感情が渦巻き、恐怖の中でひとりまたひとりと仲間たちが減ってゆく。そして最後にゲームをクリアした者を待ち受けているものとは――?