心と肉体の旅
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東洋撮影所ニュー・フェース受験のため、直美とルリ子は九州から上京した。東京駅で二人を出迎えたのは、直美の父雄三が社長をしている稲村興産の東京支社長志賀と、雄三のかつての愛人双葉だった。志賀は学生の頃から雄三に目をかけられ、稲村家では家族同様に扱われていた。数日後、ニュー・フェースの審査が行われたが、パスしたのは直美だけだった。やがて直美の両親も上京、直実は義母から竹内産業の若社長竹内にひきあわされた。直美の知的な美しさに惹かれた竹内は間もなく求婚した。