江ノ島プリズム
(C)2013「江ノ島プリズム」製作委員会
病弱な朔を見守るちょっと天然な修太、生意気だけど憎めない朔、そんな凸凹コンビに寄り添う活発なミチルの三人は、小学生の時からの大親友。 秘密もなく、何をするにも一緒にいるのが当たり前だった。
しかし、高校2年生の冬。イギリス留学が決まったミチルは、二人への本当の気持ちを打ち明けられないまま、黙って旅立ちの日を迎えてしまう。出発当日、想いの綴られた手紙を受け取った朔は急いで駅に駆け出すも、そのまま帰らぬ人に。一人残された修太は朔の死に負い目を感じ、その日から時が止まったかのように二年の歳月が過ぎる。
迎えた朔の三回忌、修太はふとしたキッカケで朔の死ぬ前日の“あの日”にタイムスリップしてしまう。 「きっと全て元通りにしてみせる」。朔の命、ミチルの想い、三人の失われた時を取り戻すため江ノ島の“今”と“あの日”を行き来する修太。そんな過去を変えようとする修太に思いも寄らぬ危機が忍び寄る。
徐々に変わりつつある“あの日”、そしてミチルの手紙の本当の意味。修太が最後に選んだ決断とは…。