ひとり寝
(C)1961 松竹
熊倉商事の専務佐野と同行して和歌山へ出張した秘書の多美は、白浜に遊んだ夜、佐野に処女を奪われた。佐野が浮気でやったことを知った多美は、恋人の鮎川を誘い、二人でうっぷんばらしに飲み歩いた。泥酔した多美を連れて鮎川がアパートに行くと佐野が待っていた。多美は、鮎川の親友のデザイナー沢村の世話で、銀座のバー「ペガサス」で働くことになった。やがて、佐野の許へよく商談に現われたブローカーの安達と再会した。彼は佐野の会社がつぶれたことを話した。安達は彼女をクドいたが、多美は軽くうけ流した。