ライク・サムワン・イン・ラブ
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80歳を超え、現役を引退した元大学教授のタカシは、亡妻に似た女子大生・明子を、デートクラブを通して家に呼ぶ。整えられたダイニングテーブルには、タカシによってシャンパングラスと桜海老のスープが準備されるが、まどろむ明子は手をつけようともしない。明子はむしろ、彼女に会うために田舎から出てきた祖母と会えなかったこと、駅に置き去りにしてきたことが気にかかっている。翌朝、明子が通う大学まで車で送ったタカシの前に、彼女の婚約者だというノリアキという青年が現れる。タカシを明子の祖父と勘違いするノリアキ。そして、三人の運命の歯車が廻りだす。