続青い山脈
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『青い山脈』(1949)の後編。
ついに学園の民主化を叫ぶ名目で新聞にまで拡がる。沼田の患者の一人梅太郎(芸者)はうらみのある理事長の井口を相手にまわし大いに気えんを吐く、彼女の妹の和子も小さな味方として協力した。ついに理事会の日がきた。沼田医院を根城にして案を練る沼田、和子の父兄代理の梅太郎、ガンちゃん、雪子も力がついてくる。理事会は教頭の経過報告からはじまった。井口が正面の会長席に座っている。雪子は退席を命じられたがどんな批判でも、はっきり伺いたいとがんばった。いじわるい田中教師や、立場に困っている校長、教頭、熱心に説明している沼田、雪子の理整然した答え、梅太郎、ガンちゃん達の議論とユーモアのうちに理事会は展開されてゆく。