サザエさんとエプロンおばさん
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シリーズ第9作。
磯野家ではタラオの誕生日を迎えた。大阪へ出張中のフグ田君も二十日ぶりに帰宅する。ところが、仕事の都合で帰宅が延びるという電話があった。フグ田君が世話になっている万造、ちえ夫婦が誘ってくれるので、サザエさんはタラオを両親にあずけると大阪へ旅立った。しかし、着いてみるとフグ田君は京都の出張所に泊らなければならないという。翌日、京都の喫茶店でようやく会うことができた。フグ田君の仕事は京都支店新築のため敷地買収で立退く人たちとの円満解決を図っているのだが、一軒だけ首をタテに振らない家があり困っているという。エプロンおばさんという異名をとって親の代から素人下宿を営んでいる変り者なのだ。