ヴァンパイア

高校の生物学教師サイモンは、学校では誠実な教師を演じているが、プライベートでは自殺サイトに接触し、自殺志願の少女たちから生き血を抜いていた。彼は“プルート”と名乗り、志願者の間では、“ブラッドスティーラー”または“ヴァンパイア”と呼ばれ恐れられていた。 ある日、サイモンは標的として選んだ“ラピスラズリ”という女性によって思いがけず集団自殺に巻き込まれる。辛くも生き残った“レディバード”という女性と迷いの森を脱出するが、その道中、自分がヴァンパイアであることを告白してしまう。後日、レディバードはサイモンに血の提供を申し出る。彼女はもう一度自殺したがっていた。そして同じ頃、教え子のミナも自殺を企て、サイモンにとって最も長い一日が始まる。