僕のことを話そう
ホベルトは児童施設を逃げ出しては盗みを重ね、施設職員からは「更生不可能」とされる問題児。ある日、フランス人の教育学者で研究のためブラジルに滞在しているマルグリットと出会う。マルグリットはホベ ルトに“施設に連れ戻さないかわりに自分と生活しながらホベルト自身について話す”という交換条件を持ちかける。読み書きを教え、彼の成長をテープレコーダーで録音するマルグリットに対し最初は頑なだったホベルトも徐々に心を開いていく。教育学者でもあり、ブラジル有数のストーリーテラーとして活躍するホベルト・カルロス・ラモスの半生を元にした感動の実話。