哀愁の夜
(C)1966 日活
愛車ワゴンを弁護士志望の青年木場正彦にぶつけた宇月美沙緒は、正彦を乗せ送り届ける途中、車をチンピラにかこまれた。正彦の機転でその場をのがれた美沙緒であったが、正彦はチンピラの根城“黒猫”にとじこめられた。そこには、新聞社編集長広瀬がヤクザに痛めつけられていた。だが正彦はチンピラの中に小学生時代の級友吉川一也を見て驚ろいた。翌日広瀬の死は報じられ、一也は犯人とされた。事件に不蕃を抱いた正彦は、刑事田宮を訪ね、この事件の弁護をひき受けることを約束した。