伝七捕物帖 幽霊飛脚

(C)1959 松竹
シリーズ第11作。 将軍家斉の頃、年頃の娘を次々と犯して殺す幽霊飛脚なる殺人鬼が江戸にあらわれた。或る夜、小普請組若狭勘解由の娘お市を奪うという予告状が来た。警固を依頼された伝七、道場主大場接心斎らで邸は十重二十重に囲まれた。正四つ、猛烈な爆発音が突如として起った。一同が気をとられたすきに、お市は朱に染まって死んでいた。邸出入りの仕出し屋の岡持に爆薬はしかけられていた。幽霊飛脚が奇怪な般若の面をつけていたこと、得られた手掛りはこれだけだった。上方から伝七の子分竹が帰って来た。竹の活躍を待っていたように幽霊飛脚は再び予告状を出した。

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