女の橋
(C)1961 松竹
新橋の芸者たまきは、財界の有力者有本礼助の座敷で知った青年社長川津俊哉に心をひかれた。15年前、たまきは医者の山名和彦と結婚して孝次を生んだ。和彦は看護婦とし子と関係したまきを裏切った。それ以来、たまきは習い覚えた踊りをもとでに花柳界に身を投じた。川津と関係したたまきは妊娠した。川津のすすめで子供をおろしたたまきは、銀座裏に家を持った。川津の心はたまきからしだいに離れていった。たまきは有本のすすめでラ・マン・ブランシュのマダムになった。
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