復讐の切り札

(C)KADOKAWA 1966
風雨の台湾海峡で、一隻の貨物船が凄惨な乱闘を展開していた。青田船長にダイヤ密輸を見破られた権藤、駒田、貝塚、中島の四人の船員が、船長と船長の息子新次をなきものにしようとたくらんだのだ。それから五年の歳月が経った。四人の船員は今ではK市の名士に納まり、顔をきかしていた。一方、父を射殺され、自分は辛うじて海にのがれた新次は、秘かに復讐の機をうかがっていた。

ShareSNSでシェアしよう!

TOP