オカンの嫁入り
(C)2010「オカンの嫁入り」製作委員会
大阪を舞台に、母と娘の温かく切ない人生模様を描いた家族劇。
ある日の深夜、酔って帰宅した母・陽子が唐突に、再婚宣言。何が何だか分らないまま、娘・月子は、結婚相手の金髪リーゼントの若い男・研二を紹介される。悪ふざけの冗談でもない証拠に、早速研二は同居を始めた。自分の穀に閉じ籠ってた娘と、ある秘密を抱えてた“母の絆”を、涙と笑いで綴る。
- 公開日
- 2010年9月4日(土)
- 監督
- 呉美保
- 撮影
- 谷川創平
- 音楽
- 田中拓人
- 製作年
- 2010
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 110
- INTRODUCTION
- ずっと、母娘で暮らしてきたが、突然に母親が結婚すると言う。思わず部屋を飛び出した娘は、裏切られた思いを抱く。原作は、第三回日本ラブストーリー大賞ニフティ/ココログ賞受賞、咲野月音の小説「さくら色 オカンの嫁入り」。この小説をデビュー作『酒井家のしあわせ』でサンダンス・NHK国際映像作家賞2005日本部門を受賞した呉美保監督が映画化した。娘役には、「篤姫」で幅広い支持を集めた宮崎あおい。母親を名実ともに日本を代表する女優、大竹しのぶが演じる。母親の婚約者に「ソラニン」の桐谷健太、大家のサクには「のんちゃんのり弁」の絵沢萌子、病院の院長を「剱岳 点の記」など多彩な作品に出演の名優・國村準が演じている。そのほか、林泰文、斉藤洋介、春やすこ、友近など魅力的なキャストが登場する。
- STORY
- 母親の陽子と娘の月子は、長年仲良く二人で暮らしてきた。ある日の深夜、陽子は酔っ払って若い金髪の男・研二を連れて帰ってきた。翌日、陽子は研二と結婚すると言う。突然のことで戸惑う月子は、家を飛び出し、隣の大家・サクのもとへ行く。研二は30才で金髪、態度もヘラヘラしていて、元板前だというが、今は無職らしい。母の行動が理解できない月子は、サクの家に居座り続ける。研二は家の縁側の下で寝泊りする。月子は陽子にも研二にも頑なに心を閉ざすのだった。サクと陽子の上司で、家族づきあいの村上は、何とか関係をとりなそうとするが・・・。だが、月子と陽子は、それぞれにある秘密をかかえていた。
- CASTING
- ●宮崎あおい 1985年生まれ。東京都出身。01年「EUREKAユリイカ」で注目される。主な出演作は、「害虫」(02)、『NANA」(05)、「闇の子供たち」(08)、「少年メリケンサック」(09)、「剱岳 点の記」(09)、「ソラニン」(10)など。 ●大竹しのぶ 1957年生まれ。東京都出身。74年「青春の門 筑豊篇」でデビュー。79年、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞ダブル受賞。主な出演作は、「鉄道員(ぽっぽや)」「黒い家」(99)、「阿修羅のごとく」(03)、「火天の城」(09)、「借りぐらしのアリエッティ」(10)など。 ●桐谷健太 1980年生まれ。大阪府出身。02年ドラマ「九龍で会いましょう」でデビュー。主な出演作は、「パッチギ!」(05)、「パッチギ!LOVE&PEACE」(07)、「クローズZEROⅡ」「ROOKIES卒業」(09)、「ソラニン」(10)など。 ●國村準 1955年生まれ。大阪府出身。81年「ガキ帝国」で映画デビュー。主な出演作は、「K-20怪人二十面相・伝」「パコと魔法の絵本」(08)、「剱岳 点の記」(09)、「花のあと」「ダーリンは外国人」(10)など。 ●絵沢萌子 1939年生まれ。兵庫県出身。68年「強虫女と弱虫男」で映画デビュー。主な出演作は、「祭りの準備」(75)、「少年時代」(90)、「月はどっちに出ている」(93)、「スーパーの女」(96)、「あおげば尊し」(05)、「のんちゃんのり弁」(09)など。
- 映倫
- 99
- 配給会社
- 角川映画