抱擁のかけら

(C)Emilio Pereda&Paola Ardizzoni / El Deseo
脚本家のハリー・ケインは、ある事件をきっかけに名前を変えた。14年前、マテオ・ブランコとして映画監督をしていたのだ。彼は事件で視力を失い、もっと大切なものも同時に失くしてしまった。ある日、ライと名乗る男が現れ、脚本をハリーに依頼した。隠されたハリーの過去に興味を持つディエゴに求められるままに、ハリーはマテオ時代の物語を語りはじめるのだった。 1994年、映画監督のマテオは、女優志願のレナと出会い、いきなり彼女を主役に抜擢。そして、二人は恋に落ちる。だが、レナは富豪の実業家エルネスト・マルテルの愛人。エルネストは、その映画に出資を申し出てプロデューサーになり、息子のエルネストJrを現場に送り込んできた。それは、父の命令による監視だったのだ。やがて、マテオとレナの関係を嫉妬と羨望で見るエルネスト。マテオとレナは、カナリア諸島へと逃避行する。
公開日
2010年2月6日(土)
監督
ペドロ・アルモドバル
脚本
ペドロ・アルモドバル
撮影
ロドリゴ・プリエト
音楽
アルベルト・イグレシアス
出演
ペネロペ・クルス ルイス・オマール ブランカ・ポルティージョ ホセ・ルイス・ゴメス ルベーン・オチャンディアーノ タマル・ノバス アンヘラ・モリーナ チュス・ランプレアベ ロラ・ドゥエニャス カルメン・マチ
製作年
2009
製作国
スペイン
原題
LOS ABRAZOS ROTOS
上映時間
128
INTRODUCTION
14年前の事件の謎をにぎる男との再会をきっかけに、封印したはずの愛と再び向き合う。嫉妬と欲望に翻弄された男女の切なくも激しい愛の物語である。監督は、『オール・アバウト・マイ・マザー』、『トーク・トゥ・ハー』、『ボルベール<帰郷>』 の3部作で、世界中の女性たちのハートをつかんだスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル。全世界待望の最新作では、新たなる愛の物語に挑んだ。ハリーを演じるのは、「バッド・エデュケーション」のルイス・オマール。レナ役には、「それでも恋するバルセロナ」でアカデミー賞を受賞したペネロペ・クルス。そのほか、「宮廷画家ゴヤは見た」」のブランカ・ポルティージョ、「ベラスケスの女官たち」「ジターノ」のホセ・ルイス・ゴメス、「チェ39歳 別れの手紙」のルペーン・オチャンディアーノ。「海を飛ぶ夢」のタマル・ノバス」など実力派が登場する。
STORY
脚本家のハリー・ケインは、ある事件をきっかけに名前を変えた。14年前、マテオ・ブランコとして映画監督をしていたのだ。彼は事件で視力を失い、もっと大切なものも同時に失くしてしまった。ある日、ライと名乗る男が現れ、脚本をハリーに依頼した。隠されたハリーの過去に興味を持つディエゴに求められるままに、ハリーはマテオ時代の物語を語りはじめるのだった。 1994年、映画監督のマテオは、女優志願のレナと出会い、いきなり彼女を主役に抜擢。そして、二人は恋に落ちる。だが、レナは富豪の実業家エルネスト・マルテルの愛人。エルネストは、その映画に出資を申し出てプロデューサーになり、息子のエルネストJrを現場に送り込んできた。それは、父の命令による監視だったのだ。やがて、マテオとレナの関係を嫉妬と羨望で見るエルネスト。マテオとレナは、カナリア諸島へと逃避行する。
CASTING
●ペネロペ・クルス 1974年生まれ。マドリード出身。92年「ハモンハモン」で映画デビュー。08年「それでも恋するバルセロナ」でアカデミー賞ほか多数受賞。主な出演作は、「ベル・エポック」(92)、「オープン・ユア・アイズ」(97)、「ブロウ」「コレリ大尉のマンドリン」「バニラ・スカイ」(01)、「赤いアモーレ」(04)、「NINE」(09)など。 ●ルイス・オマール 1957年生まれ。バルセロナ出身。演出家として活躍。主な出演作は、「ターミネーター2018」「バッド・エデュケーション」(04)、「スパイラル・バイオレンス」(06)、「ボディ・アーマー」(07)など。 ●ブランカ・ポルティージョ 1963年生まれ。マドリード出身。主な出演作は、「El color de lasnubes」(97)、「宮廷画家ゴヤは見た」「アラトリステ」「ボルペール<帰郷>」(06)など。 ●ホセ・ルイス・ゴメス 1940年生まれ。アンダルシア出身。76年「Pascual Duarte」でカンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞受賞。主な出演作は、「ベラスケスの女官たち」「幻の城/バイロンとシェリー」(88)、「ジターノ」(00)、「宮廷画家ゴヤは見た」(06)など。 ●ルペーン・オチャンディアーノ 1980年生まれ。マドリード出身。主な出演作は、「非常戦闘区域」(02)、「チル・アウト」(03)、「チェ39歳 別れの手紙」(08)など。 ●タマル・ノバス 1986年生まれ。99年「蝶の舌」で映画デビュー。主な出演作は、「海を飛ぶ夢」(04)、「宮廷画家ゴヤは見た」(06)など。
映倫
10
配給会社
松竹

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