Dr.パルナサスの鏡
(C)2009 Imaginarium Films, Inc. All Rights Reserved./(C)2009 Parnassus Productions Inc. All Rights Reserved
2007年のロンドン。科学者パルナッサス博士が座長を務める旅芸人の一座が、劇場仕立ての馬車で巡業をしている。座員は博士を筆頭に、その美しい娘ヴァレンティナ、こびとのパーシー、曲芸師の若者アントン。その出し物は、人が心に抱いている想像の世界を具現化してみせる「イマジナリウム」。客は博士の瞑想に導かれて魔法の鏡を通ることにより、その向こうにある自分の想像上の世界を体験できるという。博士には秘密があった。彼は自らの不死を得る代償として、大切な娘を差し出す契約を悪魔と交わしていたのだ。その期限は、間近に迫ったヴァレンティナの十六歳の誕生日。そんな時、橋の下に吊されていた謎の青年トニーが一座に加わる。それのことで、事態は思いがけない方向へと向かうのだった。