DOG×POLICE ドッグポリス 純白の絆

刑事を目指す早川勇作は、「警視庁警備部警備二課装備第四係」への配属を命じられた。そこは精鋭の犬の訓練士”ハンドラー”と13頭の警備犬がいる、警備犬の訓練所なのだった。警備犬とは、鈴の首輪を付ければ人を救い、革の首輪に付け替えれば人を制圧もする存在。頻発する凶悪犯罪、進行するテロ、そして地震や台風などによる大規模な自然災害、その全ての事象に出動する部隊だった。しかし、警備犬が創設されて30年、災害救助に出たことはあるが、警備出動は一度も無いというのが現実。ありえない人事異動に仕事への意欲を失う勇作。そんな時、劣性遺伝で生まれたために、警備犬への道を閉ざされてしまっていた犬「シロ」と出会った。勇作は、そんなシロに自分を重ね合わせ、警備犬へと育成しようと決意するのだった。そんな中―― 警視庁を震撼させる連続爆破事件が発生。もしもの時警備犬は、人間の盾にならなければならない。哀しき宿命を背負う警備犬の「シロ」に、勇作は人の盾となるよう指示ができるだろうか？