見知らぬ渡り者

1865年、南北戦争が終わった直後のこと、北軍の軍人だったネッド・バノンは故郷のビショップス・バレーに帰る途中、何物かに射たれて倒れた。半ば意識を失った彼の前に金色の金具のついた小銃をもった男が現われ、水筒の水を捨てて去った。ネッドはビショップス・バレーに住む大牧場主である異母兄弟ハーディと仲違いして家を飛び出していたのだが、戦争も終り仲直りしようと帰る途中であった。意識不明のネッドは運よく幌馬車隊に救われ、ウィルという男の子を連れた美しい未亡人エレンの看護によって元気を回復した。が、彼は間もなく幌馬車隊が指揮者ハーパーによってビショップス・バレーに向かっていることを知った。

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