BALLAD 名もなき恋のうた
(C)2009「BALLAD 名もなき恋のうた」製作委員会
戦国時代。春日という小さな国に、井尻又兵衛という侍がいた。彼は、姫君・廉姫を命がけで守り続けてきた。二人は幼なじみ。身分の違いに、叶わぬ恋を密かに抱いていた。ある戦いで、足軽の鉄砲が又兵衛の命を狙う。一瞬、一人の少年が現れ、奇跡的に救われたのだ。少年の名は川上真一。真一は、未来からタイムスリップしてきたのだと言う。信じられない又兵衛は、真一を城に連れていく。城には廉姫がいて、真一は驚く。タイムスリップする前に何度も廉姫の夢を見たというのだ。廉姫は、そんな真一の面倒を又兵衛が見るようにと指示する。ある日、東北の大名・大倉井高虎が美人と誉れの高い廉姫に結婚を申し込みに春日城に来た。これで小国の春日も安泰。しかし、廉姫と又兵衛は互いに好きだった。その気持ちは胸にしまって、縁談を了承するしかなかった。その頃、真一がタイムスリップしたことを知った真一の父と母は、ランクルに乗って戦国時代へとタイムシリップ。果たして、真一たちは元の世界へ帰れるのだろうか。