群青 愛が沈んだ海の色

(C)2009「群青」製作委員会
20年前、島に有名なピアニスト森下由起子がやってきた。漁師の仲村龍二は、由起子に惹かれ、病気の彼女のためにお守りとなるサンゴを海からとってきた。やがて恋に落ちたふたりは結婚するが、由起子は娘の涼子を産んだあとで病のためにこの世を去り、島には龍二と涼子だけが残された。島にいる同じ歳の子供は涼子と大介、上原一也。3人は兄弟のように育ち、やがて涼子と大介は島を離れて高校に通い、一也は島で漁師の修行を続けていた。春休み。久しぶりに会う3人。涼子は看護師を目指し、島を出るつもりであることを明かす。那覇の大学に進学する大介の送別会が開かれた夜、一也と涼子は結ばれた。涼子は一也の妻として島に残ることを考えはじめ、一也は龍二に結婚の許しを求めるが、龍二は反対する。龍二に認めてもらおうとする一也は、かつて龍二が由起子のためにしたように、サンゴを取りに海へと向かうのだった。

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