インスタント沼
(C)2009「インスタント沼」フィルムパートナーズ
担当していた雑誌が休刊になり、出版社を辞めることになった編集者の沈丁花ハナメ。彼女は、ある手紙を発見する。そこには、実の父親が「沈丁花ノブロウ」という、全く知らない男だと書かれてあった。その手紙を頼りに「沈丁花ノブロウ」を訪ねる。だが、そこにいたのは、“電球”と名乗るうさん臭い骨董屋「電球商会」の店主だった。ハナメはいつしか骨董の魅力にハマり、貯金をはたいて部屋を改造し骨董屋を始めることにする。 店も順調にいきはじめるころ、電球が店を閉めて旅に出ると言い出した。旅の資金のために怪しげな古い蔵の鍵を100万円で買ってくれと頼まれ、ハナメはうっかりそれを買ってしまう。 ハナメは電球から受け継いだ蔵の中身を確かめるべく、ガスと一緒に蔵のある村へ向かう。いったい蔵の中には何があるのだろうか。