画家と庭師とカンパーニュ
(C)ICE 3 - KJB PRODUCTION - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA - RHONE - ALPES CINEMA - 2006 / WISEPOLICY
パリでの生活に疲れ果て、自分を取り戻すために、生まれ故郷のカンパーニュに戻った画家。荒れ果てた屋敷を手入れするために、雇った庭師は、偶然にも小学生時代の幼馴染だった。二人は仕事の合間に、音信不通だった歳月を語り合う。庭師は、地元で務めていた国鉄を退職し、念願だった庭師の仕事を始めたのだった。愛する妻と娘たちと平穏な日々を過ごしている。画家は、実家の薬局を継がず、美術学校で学び、アトリエに勤めるうちに画家になったという。現在は妻と離婚調停中で、一人娘との仲も良くない。そんな対照的な二人は、童心にかえったかのように、お互いを「キャンバス」「ジャルダン」と呼び合い、友情を超えてかけがえのないものへとなっていった。やがて、そんな絆にも終わりの時が近づいていた。
- 公開日
- 2008年8月2日(土)
- 監督
- ジャン・ベッケル
- 製作年
- 2007
- 製作国
- 仏
- 原題
- DIALOGUE AVEC MON JARDINIER
- 上映時間
- 105
- INTRODUCTION
- 孤高の画家と余命幾少ない庭師。老境に差し掛かった二人が過ごす、人生の終焉へと向う静かで穏やかな日々。名作『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督が放つ珠玉の名篇が誕生した。本国フランスでロングラン上映され、150万人を動員し大ヒットを記録した。原作は、アンリ・クエコのベストセラー小説「私の庭師との会話」。孤高の画家には、「ぼくの大切な友達」「橋の上の娘」のダニエル・オートゥイユ。余命短い庭師には、「家族の気分」「ロング・エンゲージメント」のジャン=ピエール・ダルッサンが演じている。
- STORY
- パリでの生活に疲れ果て、自分を取り戻すために、生まれ故郷のカンパーニュに戻った画家。荒れ果てた屋敷を手入れするために、雇った庭師は、偶然にも小学生時代の幼馴染だった。二人は仕事の合間に、音信不通だった歳月を語り合う。庭師は、地元で務めていた国鉄を退職し、念願だった庭師の仕事を始めたのだった。愛する妻と娘たちと平穏な日々を過ごしている。画家は、実家の薬局を継がず、美術学校で学び、アトリエに勤めるうちに画家になったという。現在は妻と離婚調停中で、一人娘との仲も良くない。そんな対照的な二人は、童心にかえったかのように、お互いを「キャンバス」「ジャルダン」と呼び合い、友情を超えてかけがえのないものへとなっていった。やがて、そんな絆にも終わりの時が近づいていた。
- CASTING
- ●ダニエル・オートゥイユ 1950年1月24日生まれ。アルジェリア出身。70年ジェラール・ピレスの「ヘルパスター」でデビュー。86年「愛と宿命の泉」でセザール賞主演男優賞受賞。主な出演作は、「ザ・カンニング/IQ=0」(80)、「ザ・カンニング/アルバイト情報」(82)、「僕と一緒に幾日か」(88)、「華麗なる犯罪」(90)、「愛を弾く女」(92)、「私の好きな季節」(93)、「橋の上の娘」(98)、「見えない嘘」(02)、「あるいは裏切りという名の犬」(05)など。 ●ジャン=ピエール・ダルッサン 1953年12月4日生まれ。80年「精神分析」でデビュー。96年「家族の気分」でセザール賞助演男優賞受賞。主な出演作は、「真夜中のミラージュ」(83)、「人生の断面」(84)、「トレンチコートの女」(85)、「僕の親友たち」(89)、「キッチンでの出来事」(92)、「マルセイユの恋」(96)、「恋するシャンソン」(97)、「美しい人生」(98)、「ミドルエイジ協奏曲」(02)、「ロング・エンゲージメント」(03)、「ダニエラという女」(05)など。