お笑い三人組

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あまから横丁の住人で揃いも揃って間抜けのお人好し--パン屋の六さん、保険外交員の良夫さん、酒屋の金ちゃんの三人に、警察から呼び出しがかかった。おそるおそる出頭した三人に、係員が手渡したのは、六つ位の男の子紋太である。首に吊した荷札によると、紋太は大財閥の御曹子なのだが、故あって一カ月、ひそかに他人に預って貰いたい、ついては人情篤志家で名高き三人組に是非、というのである。お礼はたっぷり、と聞いて、三人は紋太を連れて帰った。ところが、この紋太すこぶるつきの腕白小僧だった。

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