王妃の紋章
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中国唐王朝末期の時代。菊の節句とも称される重陽節9月9日。それは、王家の人々が一堂に集まり、永久の繁栄を祈る祝祭の日である。遠征に出ていた王と、外地に赴いていた第二王子・傑が王宮に帰ってくる。しかし、王宮内には秘密の匂いと不穏な空気が渦巻いていた。王と王妃のあいだは冷え切っており、王妃は継子である皇太子と長年にわたって不義の関係を続けていた。王は、病気がちな王妃のために、宮廷医に命じて“特別な薬”を調合させる。それを毎日、決められた時間に、決められたとおりに飲むことが、王妃に課せられた絶対の掟なのだ。皇太子は、王妃との関係を断ち切りたいと思っているが、叶えられず、密かに宮廷医の娘と王宮から脱出することを夢みている。王妃は宮廷内に密偵を放ち、自分が飲んでいる薬の中身を突き止めてもなお、薬を飲むことをやめようとしない。誰もが素知らぬ顔で、表面をだけを取り繕い、それぞれ胸に秘めた策略を練り上げていく。そして、祝祭日、重陽節の夜に国をも揺るがす惨事が起こるのだった。
- 公開日
- 2008年4月12日(土)
- 監督
- チャン・イーモウ
- 撮影
- チャオ・シャオティン
- 音楽
- 梅林茂
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 中国=香港
- 原題
- CURSE OF THE GOLDEN FLOWER
- 上映時間
- 114
- INTRODUCTION
- 『HERO』『LOVERS』のチャン・イーモウ監督が、中国史上もっとも華やかな唐王朝末期の紫禁城を舞台に描く史上最大の愛憎劇。中国での史上最高の興行収入を記録し、香港アカデミー賞9部門ノミネート、主演女優賞ほか4部門受賞の快挙を成し遂げた。王妃を圧倒的な迫力で演じきるのは、『さらば、わが愛/覇王別姫』『SAYURI』のコン・リー。冷徹な王に扮するのは、アジアの”映画の帝王”と称される『グリーン・デスティニー』『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のチョウ・ユンファ。ハリウッドでも活躍する二大スターが、この作品でついに初めての共演を果たした。第二王子には、アジア音楽界No.1の人気を誇るジェイ・チョウ。この演技で俳優としても揺るぎないキャリアを築いた。また、本作のエンディングテーマを手がけているのも話題である。
- STORY
- 中国唐王朝末期の時代。菊の節句とも称される重陽節9月9日。それは、王家の人々が一堂に集まり、永久の繁栄を祈る祝祭の日である。遠征に出ていた王と、外地に赴いていた第二王子・傑が王宮に帰ってくる。しかし、王宮内には秘密の匂いと不穏な空気が渦巻いていた。王と王妃のあいだは冷え切っており、王妃は継子である皇太子と長年にわたって不義の関係を続けていた。王は、病気がちな王妃のために、宮廷医に命じて“特別な薬”を調合させる。それを毎日、決められた時間に、決められたとおりに飲むことが、王妃に課せられた絶対の掟なのだ。皇太子は、王妃との関係を断ち切りたいと思っているが、叶えられず、密かに宮廷医の娘と王宮から脱出することを夢みている。王妃は宮廷内に密偵を放ち、自分が飲んでいる薬の中身を突き止めてもなお、薬を飲むことをやめようとしない。誰もが素知らぬ顔で、表面をだけを取り繕い、それぞれ胸に秘めた策略を練り上げていく。そして、祝祭日、重陽節の夜に国をも揺るがす惨事が起こるのだった。
- CASTING
- ●チョウ・ユンファ 香港出身。ドラマで活躍後、「男たちの挽歌」(86)でスターになる。主な出演作は、「アンナと王様」(99)、「グリーン・ディスティニー」(00)、「パレットモンク」(03)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(07)など。 ●コン・リー 1965年12月生まれ。中国出身。87年「紅いコーリャン」で映画デビュー。主な出演作は、「菊豆」(90)、「紅夢」(91)、「さらば、わが愛/覇王別姫」(93)、「始皇帝暗殺」(99)、「たまゆらの女」(02)、「愛の神、エロス」(04)、「SAYURI」(05)、「マイアミ・バイス」(06)、「ハンニバル・ライジング」(07)など。 ●ジェイ・チョウ 1979年生まれ。台湾出身。00年に1stアルバムをリリース。アーティストとして活躍。05年「イニシャルD」で映画デビュー。 ●リウ・イェ 1978年生まれ。中国出身。主な出演作は、「山の郵便配達」(99)、「パープル・バタフライ」(03)、「ジャスミンの花開く」(04)、「美人草」(04)、「PROMISE-プロミス-」(05)など。 ●リー・マン 1988年生まれ。中国出身。チャン・イーモウ監督に見出され本作に抜擢される。
- 配給会社
- ワーナー・ブラザース映画