永遠に答えず 完結篇
(C)1958 日活
由美子はやっと宏にめぐり逢えた。宏の結婚式の日に。そのまま由美子が姿を消してから数年後、画家の山根は、大阪のキャバレーで、女給をやっている彼女に再会した。彼は由美子をモデルに、百号の制作を始めた。山根の娘あかねは、自分の代役に“ウラン座”へ由美子を紹介した。演劇と日舞を結合した“火の山”は、由美子の好演で評判になった。原作者、演出家の西島は一座を連れ、九州公演に旅立つ。劇団の内紛が起きた時、由美子の働きで無事収り、西島と彼女は互いに心をひかれた。西島の子康男と遊んでいた時、由美子は足を怪我し、二度と踊れなくなった。