東京少年
(C)2008「東京少年」製作委員会
幼い頃に両親を亡くしたみなとは、祖母と暮らしている。そんな彼女には、本音を打ち明けられるナイトという文通相手がいた。だが、ナイトのことは同じ年の男の子という以外は何も知らなかった。ある日、彼女はアルバイト先で知り合った浪人生シュウに恋心を抱く。そして、ナイトへの手紙に好きな人ができたと告白するのだった。初めてのデート。シュウはみなとの写真を撮る。シュウは医学部を目指しながらも、写真家への夢を諦めきれないのだ。その直後、みなとは意識を失ってしまう。暫くして目を覚ますと、シュウはみなとに対してよそよそしい態度になっているのだった。みなとは以前から時々記憶がなくなることがあった。やがて、シュウは一方的にみなとに別れを告げる。みなとは、ナイトに苦しい胸の内を手紙に綴る。実は、みなとに好意を寄せていたナイトが、嫉妬してシュウとの中を引き裂こうとしたのだ。それを知らないみなとは、ナイトに会おうとする。辿りついたのは廃校。鏡の中から視線を感じるみなと。その瞬間、もうひとりの少年も同じ鏡の中に立っていたのだ。みなととナイト、決して会う事ができない二人。果たして、この恋の行方は?