「サクゴエ」
(C)2007「サクゴエ」製作委員会
森田は、ヤクザに追われ、心通わす友もいない。疲れきった彼は、遺書を手に都会のビルの屋上に立つのだった。だが、そこには、思いつめた森田をおもいっきり笑い飛ばす男、トミーがいた。トミーは森田を富士山へ行こうと誘う。森田は言われるまま富士山へ行くことにするのだった。家に帰る途中、森田はふとしたことからトミーの過去を知ってしまう。トミーは、かつて親友の滝沢と由紀子と3人で過ごした青春があった。しかし、滝沢の裏切りで逃亡生活へ。心を割って話せる仁に「富士山へ行く」と告げる。騙されてヤクザに追われる森田、親友の裏切りで行き場を失ったトミー。共に語ることのできない過去を持つ二人は、偶然出会い、逃げていた過去と向き合い始めるのだった。
- 公開日
- 2007年10月20日(土)
- 監督
- 本田隆一
- 脚本
- 弓削智久
- 撮影
- 百束尚浩
- 製作年
- 2004
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 98
- INTRODUCTION
- やくざに追われ、心を通わす友もいない。そんな生活に疲れ切った森田は、手に遺書を握りしめて都会のビルの屋上に立つ。そこには、思い詰めた森田を思いっきり笑い飛ばす謎の男、トミーがいた。騙されてヤクザに追われ、逃げ場を失った森田と、親友に裏切られ殺人の容疑をかけられたトミー…。ともに人には話せない過去を持つ二人は、大切な人のために、そして自分自身のために、逃げていた過去と向き合い始める…。森田役には、カンヌ映画祭でも絶賛された「運命じゃない人」の好演が印象的な中村靖日。そして、中村とのダブル主演となるトミー役には弓削智久。男達の生き様を時に優しく、時に厳しく見守る男・仁には、ジェリー藤尾、トミーとの愛憎混じり合うかけひきが圧巻の滝沢役・萩野崇、ふたりの男の間で揺れ動く有紀子には清水ゆみなど、秀逸の俳優陣による見応え十分な人間ドラマが誕生した。脚本は、俳優・弓削智久があたためていたというオリジナル。本作で脚本家デビューを果した。監督には、『プッシーキャット大作戦』『脱皮ワイフ』などナンセンス&シュール&エンターテインメントな独自の世界を爆進中の本田隆一。今までの本田ワールドとは一変したシンプルでダイレクトなストーリーながら、確かな演出力を見せ、弓削が書いた世界を映像化している。音楽はDef TechのギターメンバーNagacho。Def TechのMicroが設立した注目のレーベルよりこの秋デビューの新人アーティストNAOの主題歌「Paper Moon」がエンディングを飾っている。
- STORY
- 森田は、ヤクザに追われ、心通わす友もいない。疲れきった彼は、遺書を手に都会のビルの屋上に立つのだった。だが、そこには、思いつめた森田をおもいっきり笑い飛ばす男、トミーがいた。トミーは森田を富士山へ行こうと誘う。森田は言われるまま富士山へ行くことにするのだった。家に帰る途中、森田はふとしたことからトミーの過去を知ってしまう。トミーは、かつて親友の滝沢と由紀子と3人で過ごした青春があった。しかし、滝沢の裏切りで逃亡生活へ。心を割って話せる仁に「富士山へ行く」と告げる。騙されてヤクザに追われる森田、親友の裏切りで行き場を失ったトミー。共に語ることのできない過去を持つ二人は、偶然出会い、逃げていた過去と向き合い始めるのだった。
- CASTING
- ●弓削智久 1980年生まれ。東京都出身。主な出演作は「仮面ライダー龍騎」「恋文日和」(04)、「暗いところで待ち合わせ」(06)、「未来予想図」(07)など。 ●中村靖日 1972年生まれ。大阪府出身。主な出演作は「運命じゃない人」(04)、「伝染歌」(07)、「やじきた道中てれすこ」(07)など。 ●萩野崇 1973年生まれ。東京都出身。主な出演作は「仮面ライダー龍騎」、舞台「CHANBARA FEVER~八戸より愛を込めて~」など。 ●李鐘浩 1970年生まれ。神奈川県出身。主な出演作は「ドラマ「天国の樹」、映画「突入せよ!あさま山荘事件」(02)、「TWO LOVE~二つの愛の物語~」(05)など。 ●清水ゆみ 1982年生まれ。東京都出身。主な出演作は「真夜中の弥次さん喜多さん」(05)、「怪談」(07)、「SARU phase three 」(07)など。 ●ジェリー藤尾 1940年生まれ。主な出演作は、「用心棒」(61)、「若き日の次郎長 東海一の若親分」(61)「エレキの大将」(65)など。