呪怨 パンデミック

クラスメートのヴァネッサとミユキは、アリソンをからかおうと、呪われた幽霊屋敷として有名な住宅街の一軒家にやってきた。その家は、佐伯伽椰子という女性が夫に惨殺され、当時6歳だった伽椰子の息子、俊雄も行方不明のままだったのだ。ヴァネッサとミユキは、アリソンを騙して、二階の押入れに入れると引き戸を閉めてしまった。戸が開かず、暗闇の閉じ込められたアリソン。彼女たちの悪ふざけは、この家の怨念を呼び覚ましてしまった。そして、各地でおぞましい事件が起こる。アリソンとヴァネッサ、ミユキたちは、あの家の件以来、何か得体のしれないものにつきまとわれ、精神的なバランスを失っていった。やがてミユキが渋谷のラブホテルで行方不明となり、続いてヴァネッサも消息を絶った。生徒を探しに“あの家”に足を踏み入れた校長先生までもが霊に取り憑かれていた。事件を調査してきたイーソンは、オーブリーにあの家の事件を聞かせ、2人で家へ向かう。そこで一冊の日記を発見する。それは、伽椰子の日記だった。日記には、霊媒師だった伽椰子の母親が、病人たちに宿っていた悪霊を幼い伽椰子に食べさせていたと綴られていたのだ。イーソンとオーブリーは田舎に住む伽椰子の母親を訪ねた。