アコークロー
(C)2007 彩プロ/マルティ・アンド・カンパニー
鈴木美咲は、沖縄にやって来た。沖縄に移り住んだ恋人・村松浩市と新たな生活を始めるのだ。歓迎会で「おばあ」は地元に伝わるキジムナーの話をはじめる。その伝承に興味を持った美咲は、女流作家で霊能力者の比屋定影美を訪ねる。伝承に詳しい影美は、美咲に魔物の怖ろしい側面について聞かせるのだった。平穏な日々が続いたある日、仁成の別れた妻・早苗が姿を現した。
- 公開日
- 2007年6月16日(土)
- 監督
- 岸本司
- 脚本
- 岸本司
- 撮影
- 大城学
- 音楽
- ji ma ma
- 製作年
- 2007
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 97
- INTRODUCTION
- 沖縄に伝わる伝承に興味を持った美咲は、霊能力者である女流作家の比屋定影美とともに恐ろしい事件に巻き込まれていく。本作は沖縄に伝わる伝承を題材にした、初の琉球奇譚である。監督・脚本は、沖縄県名護市出身の岸本司が務める。さらに、スタッフ陣も地元の才能が集まり、脇を固める出演陣もエリカ、尚玄、吉田妙子らその多くが沖縄出身である。主演はドラマやバラエティで大活躍の女優・田丸麻紀。その相手役には若手実力派・忍成修吾が好演している。映画のエンディングを飾るのは、沖縄でNo.1の人気を誇るアーティストであるji ma ma(ジママ)。タイトルの「アカリ」は、脚本からインスピレーションを受けてつくられたという。
- STORY
- 鈴木美咲は、東京で暮らしていたが、心に傷を負い逃げるように沖縄にやって来た。沖縄に移り住んだ恋人・村松浩市と新たな生活を始めるのだ。美咲は、浩市の友人の渡嘉敷仁成と、息子の仁太に出迎えられる。仁成の漁師仲間の喜屋武秀人と、「おばあ」と呼ばれる彼の祖母も加わり歓迎会が開かれた。日が暮れた頃、「おばあ」は地元に伝わるキジムナーの話をはじめるのだった。その伝承に興味を持った美咲は、女流作家で霊能力者の比屋定影美を訪ねる。伝承に詳しい影美は、美咲に魔物の怖ろしい側面について聞かせるのだった。平穏な日々が続いたある日、仁成の別れた妻・早苗が姿を現した。流産が原因で精神不安定になっている早苗。仁成は早苗に対して、息子に近づくなと叱責する。後日、浩市と美咲は、仁成に早苗との修復を勧める。だが、その場に早苗が現れ、草刈り鎌で仁成に襲いかかった。止めようとした浩市は、誤って鎌を早苗の胸に着きたてるのだった。だが、なお暴れる早苗に向って、美咲がとどめを刺してしまう。浩市たちは、事件を隠すために、早苗を人里離れた湖の底へと沈めた。それ以来、彼らは精神がおかしくなっていく。
- CASTING
- ●田丸麻紀 1978年生まれ。大阪府出身。NHKドラマ「帰ってきたロッカーのハナコさん」でデビュー。以降、ドラマ、CM、雑誌で活躍。本作で映画初主演となる。 ●忍成修吾 1981年生まれ。千葉県出身。01年「リリイ・シュシュのすべて」で注目される。主な出演作は、「バトルロワイアル2~鎮魂歌」「ローレライ」「北の零年」「青空のルーレット」など。 ●エリカ 1979年生まれ。沖縄県出身。95年「ひめゆりの塔」で映画デビュー。主な出演作は、「ワンダフルライフ」「美しい夏キリシマ」「誰がために」など。 ●尚玄 1978年生まれ。沖縄県出身。05年「トーリ」で映画デビュー。ドラマ「快感職人」、舞台「クロス・センス」、映画「ハブと拳骨」などに出演。 ●菜葉菜 東京都出身。映画「YUMENO」でデビュー。主な出演作は「夢の中へ」「アイアム」「鋼」「代々木ブルース」「地球でたったふたり」など。 ●吉田妙子 1935年生まれ。沖縄県出身。劇団「珊瑚座」で活躍。映画「ナビィの恋」、ドラマ「瑠璃の島」に出演。
- 映倫
- 110
- 配給会社
- 彩プロ