結婚しようよ
(C)「結婚しようよ」フィルム・パートナーズ
父親の香取卓は52歳、不動産会社に勤める平凡なサラリーマン。ある日、会社帰りに充という青年と知り合い、我が家の夕食に誘う。充は阪神大震災で家族を失い上京。一流の蕎麦打ち職人をめざして、コンビニ弁当の生活をしているという。そんな充に長女の詩織は同情する。ある日の夕食、充が持参した豆腐で寄せ鍋を囲む香取一家。仲の良い詩織と充に、卓は不機嫌になる。
- 公開日
- 2008年2月2日(土)
- 監督
- 佐々部清
- 撮影
- 長谷川卓也
- 製作年
- 2007
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 120
- INTRODUCTION
- 1970年代のフォークソング全盛期に青春を謳歌した団塊世代。彼らは今や父親世代となって、それぞれの人生を歩んでいる。そんな一家の物語を、『半落ち』『出口のない海』『夕凪の街桜の国』の名匠・佐々部清監督が人間ドラマとして描きった。自他共に認める拓郎ファンである佐々部監督は、全編を吉田拓郎のヒット曲で綴る映画を作りたかったという。そして、ここに家族愛あふれる名作が誕生した。家族一途のお父さんに三宅裕司、優しく家族を包むお母さんに真野響子、心優しい長女に藤澤恵麻、歌手をめざすバンカラ次女にAYAKO。長女の恋人に金井勇太、田舎暮らしを実行する老夫婦に松方弘樹と入江若葉、お父さんの親友でライブハウスのオーナーに岩城滉一、その弟分にモト冬樹など、新鋭とベテランが見事な演技を披露し、素晴らしいハーモニーを奏でてくれる。
- STORY
- 父親の香取卓は52歳、不動産会社に勤める平凡なサラリーマンだ。一つ下の妻・幸子は専業主婦。長女の詩織は、すでに就職が決まっている大学4年生。次女の歌織は20歳。スターを夢見てバンド仲間3人と活動している。ある日、会社帰りの卓は、充という青年と知り合い、我が家の夕食に充を誘う。充は阪神大震災で家族を失い上京。一流の蕎麦打ち職人をめざして、コンビニ弁当の生活をしているという。そんな充に心優しい詩織は同情するのだった。ある日の夕食、充が持参した豆腐で寄せ鍋を囲む香取一家。仲の良い詩織と充に、卓は不機嫌になる。歌織は、バンドがライブハウスのオーディションに合格し、家に早く帰ることができない。そのライブハウスのオーナー榊は、歌織が卓の娘と知って驚く。榊は若い頃、卓とデュオを組んで歌っていたのだ。当時、大学同級生の幸子が、このライブハウスでウェイトレスのアルバイトをしていて、卓と恋に落ちたという。歌織は両親の恋物語と、卓が歌を断念した事情も初めて知ることとなった。
- CASTING
- ●三宅裕司 東京都出身。劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」主宰。主な出演作は、「ミンボーの女」「スーパーの女」「サラリーマン専科」「週刊バビロン」「釣りバカ日誌14」「壬生義士伝」など。 ●真野響子 東京都出身。主な出演作は、「男はつらいよ 寅次郎と殿様」、「燃える秋」「陽はまた昇る」など。 ●藤澤恵麻 1982年12月26日生まれ。香川県出身。04年NHK「天花」でヒロインに抜擢。主な出演作は「奇談」(05)、「ラブ★コン」(06)、テレビ「3年B組金八先生」など。 ●AYAKO 福岡県出身。中ノ毛森BANDでヴォーカル担当。ファッションモデルとしても活躍中。 ●岩城滉一 1951年3月21日生まれ。東京都出身。75年「青春賛歌」で映画デビュー。ドラマ「北の国から」「抱きしめたい」などに出演。 ●金井勇太 東京都出身。「十五才学校lV」の主役抜擢で注目される。第24回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。日本映画批評家大賞新人賞受賞。
- 配給会社
- 松竹