全然大丈夫
(C)2007「全然大丈夫」製作委員会
照男は古本屋の長男で植木職人をしている。いつの日か世界一怖いオバケ屋敷を作るのが夢で、怪談を語って聞かせたり、バケモノの扮装をして人を怖がらせている。幼なじみの久信は、大学病院に常駐する清掃会社のサラリーマン。ある日、久信は求人に応募してきた、あかりという女性を面接することになった。手先が不器用なあかりに、久信は好意を抱き、彼女を陰ながら見守っていく。あかりの日課は、ゴミで人形を作るホームレスのヌーさんの日常を監察すること。アマチュア画家でもあるあかりは、ヌーさんの絵を描きためているのだ。そんなある日、照男は、久信の説教や周囲のプレッシャーから、オバケ屋敷計画に本腰を入れようと一念発起した。人並み外れたドジっぷりで、遂に清掃会社を辞めるはめになったあかりは、久信の紹介で照男の古本屋で働くことになった。照男は、すっかりあかりに惚れてしまい、何をするにも落ち着かなくなるのだった。