ラブソングができるまで

1980年代に絶大な人気があったバンド「POP」のヴォーカルの一人コリンは、ソロとして活躍しグラミー賞、アカデミー賞を受賞。ハリウッドの殿堂入りも果たした。もう一人のヴォーカル、アレックスは落ちぶれ、80年代を懐かしむ小さなイベントに時折お呼びがかかる程度。そんな彼に、カムバックのビッグチャンスがやって来た。若者に人気の歌姫コーラ･コーマンから新曲を提供して欲しいというオファーがあったのだ。ところが、アレックスは作詞の才能がまるで無し。おまけに、曲作りにかけられる時間はほんのわずかしかない。そんな時、有望な作家の卵だったソフィーが現れた。創作の師でもあった有名作家との失恋で、ソフィーは落ち込んでいて、アッレックスの申し出を断固拒否。それでも彼女の才能を確信するアレックスは説得を続け、どうにか彼女の心を動かしたが、期限まではあと3日と迫っていた。