スワンズソング
- 公開日
- 2002年11月9日(土)
- 監督
- 笠木望
- 脚本
- 佐藤佐吉
- 撮影
- 河中金美
- 音楽
- 松崎祐子
- 声優
- 市原悦子
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- 明治時代に障害児教育を実践した夫を支え、日本の福祉に貢献した石井筆子の生涯を描いた作品。主人公・石井筆子役には、実力派女優・常盤貴子、その夫・石井亮一役に、市川猿之助一門の女形として人気を集める市川笑也が扮している。また、加藤剛、渡辺梓、平泉成、小倉一郎、石濱朗など豪華キャストが顔を揃えた。そして、ナレーションには「日本昔ばなし」の声優として人気の市原悦子が担当している。監督は、「はだしのゲン」「裸の大将放浪記」など福祉映画を作り続けてきた、山田火砂子が務めている。美術監督は、日本映画美術を支えてきた巨匠・木村威夫が担当し、文明開化の明治の雰囲気を再現させている。さらに、「大地の子」「利家とまつ」など数々のドラマや映画音楽を手がけてきた渡辺俊幸が、素晴らしい楽曲を提供している。
- STORY
- 石井筆子は、幼い頃に長崎・大村の隠れキリシタン弾圧を目のあたりにする。血を流しながら連行されて行くキリシタン達に幼い心を痛めた。筆子は成人して、海外留学を経験し、3カ国語を自由に話せるようになり、「鹿鳴館の華」と呼ばれた。華族女学校で教鞭をとり、後の貞明皇后もその教え子となっていたのである。やがて、大村藩家老の子息・小鹿島果と結婚。津田梅子らと共に女性の自立教育でも活躍し、当時の輝ける女性であった。ところが、授かった長女が知的障害を持ち、次女は生後十ヶ月で亡くなり、三女は結核性脳膜炎、続いて夫・果も結核で亡くなる。どん底に突き落とされる筆子。そこに一脈の光がさした。それは、孤女学院を運営していた石井亮一との出会いだった。筆子は亮一との出会いを通し、亮一と共に日本初の知的障害者の施設・滝乃川学園の運営に乗り出していく。
- CASTING
- ●常盤貴子 主な出演作は、「千年の恋 ひかる源氏物語」「ゲロッパ」「赤い月」「星になった少年」「間宮兄弟」「地下鉄(メトロ)に乗って」など。 ●市川笑也 主な出演作は、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」「新・三国志」「マクベスなど。本作で映画デビュー。 ●加藤鋼 主な出演作は、「忍ぶ川」「砂の器」「伊能忠敬 子午線の夢」「同窓會」など。 ●渡辺梓 主な出演作はNHKドラマ「和っこの金メダル」「先生あした晴れるかな」「どら平太」など。