俺は、君のためにこそ死ににいく
(C)2007「俺は、君のためにこそ死ににいく」製作委員会
”特攻の母“が見守り、その胸に刻んだ 若き特攻隊員たちの生きた証。
太平洋戦争末期。フィリピンでの激闘にも惨敗を喫した日本を、一気に攻め落とそうと米国軍は、その照準を沖縄に向けた。これに対し、鹿児島の知覧飛行場を基地として日本軍は、人間爆弾”特攻作戦“に踏み切るのだった。実在の特攻の母、鳥濱トメとの交流を通し、明日死ににいく若者たちの、青春の最後の1ページに記された痛切なドラマを描いた、戦争群像ドラマ。
- 公開日
- 2007年5月12日(土)
- 監督
- 新城卓
- 脚本
- 石原慎太郎
- 出演
- 岸惠子 窪塚洋介 徳重聡 中村倫也 筒井道隆 前川泰之 勝野雅奈恵 多部未華子 渡辺大 宮下裕治 木村昇 田中伸一 蓮ハルク 古畑勝隆 松尾諭 中原丈雄 遠藤憲一 勝野洋 的場浩司 伊武雅刀 中越典子 石橋蓮司 桜井幸子 寺田農 戸田菜穂 江守徹 宮崎美子 橋本一郎 長門裕之
- 製作年
- 2007
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 140
- INTRODUCTION
- 特別攻撃隊によって、若者たちの命が失われた大平洋戦争末期。特攻基地のある鹿児島で、特攻隊員たちが母のように慕う女性がいた。本作は、特攻の母として知られる鳥濱トメさんの目から見た、特攻隊員たちの青春やエピソードをもとに描かれている。製作総指揮は現・東京都知事であり作家の石原慎太郎氏。トメさんと長年親交を温めてきた石原氏は、自ら脚本を執筆した。鳥濱トメ役には、日本映画界を代表する国際派名女優・岸恵子。特攻兵役には、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆など実力と人気を兼ね備えた豪華キャストが結集した。監督は『オキナワの少年』『秘祭』の新城卓監督。石原氏の原作『秘祭』を映画化したことから、お互い気心の知れた関係でもある。国各地で3ヶ月に及ぶ長期撮影を敢行し、クライマックスシーンには、特撮VFXを使っている。男たちの大和/YAMATO」で特撮VFXを担当した佛田洋特撮監督、野口光一VFXスーパーバイザー、空撮CGの第一人者・栃林秀プリビズスーパーバイザーら精鋭スタッフが構築しているのも見どころである。
- STORY
- 大平洋戦争末期。昭和19年秋、日本は圧倒的に不利な戦況に追い込まれていた。米軍のフィリピン攻略を阻止すべく、苦渋の選択として特別攻撃隊が編成されたのである。それは、少ない戦力の中で敵と戦う最後の手段として、戦闘機に爆弾を搭載して、敵艦に体当たりする。だが、マニラを陥落した米軍はついに沖縄に上陸。沖縄を死守するため、鹿児島県の知覧飛場を特攻基地として、そこから439名もの若者たちが飛び立っていくことになった。軍指定の富屋食堂には、若き飛行兵たちから実母のように慕われていた鳥濱トメがいた。特攻に飛び立つ青年たちに、母親代わりとして慈愛の心で見守り続けているのだ。彼らの思いを聞き、二度と帰らない彼らを見送りながら、昭和20年8月15日を迎える。終戦でも全ては終わっていない。トメは特攻で生き残った者たちの過酷な試練も目の当たりにするのだった。
- CASTING
- ●徳重聡 1978年7月28日生まれ。静岡県出身。04年「レディ・ジョーカー」で映画初出演・初主演を果たす。主な出演作は、「弟」(04)、「祇園囃子」(05)、「風林火山」「夫婦」「渡る世間は鬼ばかり」(06)など。 ●窪塚洋介 1979年5月7日生まれ。神奈川県出身。主な出演作は、「池袋ウエストゲートパーク」(00)、「溺れる魚」(01)、「GO」(01)、「ピンポン」(02)、「同じ月を見ている」(05)など。 ●筒井道隆 1971年3月31日生まれ。東京都出身。90年「バタアシ金魚」で映画デビュー。主な出演作は「きらきらひかる」(92)、「ボクの、おじさん」(00)、「KT」(02)など。 ●岸恵子 横浜市出身。「君の名は」で国民的人気となる。主な出演作は「雪国」(57)、「おとうと」(60)、「細雪」(83)、「たそがれ清兵衛」(02)など。 ●戸田菜穂 1974年3月13日生まれ。広島県出身。主な出演作は、NHK「ええにょぼ」、「夏の庭」(94)、「スカイハイ劇場版」(03)、「八月のクリスマス」(05)など。 ●多部未華子 1989年1月25日生まれ。東京都出身。主な出演作は「HINOKIO」(05)、「青空のゆくえ」(05)、「ルート225」(06)、「夜のピクニック」(06)など。
- 配給会社
- 東映