ルワンダの涙
(C)2005 Twentieth Century Fox
ボランティアの英語教師としてアフリカ・ルワンダ共和国にやってきた英国人青年ジョー・コナーは、英国ローマン・カソリック教会のクリストファー神父が運営する公立技術専門学校〔ETO〕に赴任した。フツ族とツチ族の部族間抗争が長く続くこの地には、平和監視のために国連軍が配置され、学校にはベルギー軍が駐屯していた。1994年4月6日の夜、アルーシャを仲介とした停戦協定に向ったルワンダ大統領が乗った飛行機が何者かに撃墜される。クーデターが噂される中、やがてフツ族たちによるツチ族虐殺がはじまり、学校には大量虐殺(ジェノサイド)から逃れてきた何千というツチ族の難民たちが避難してきた。学校の外では虐殺が繰り広げられ国連軍がこれ以上難民を保護できないと手を引いたとき、ジョーと学校長のクリストファー神父は、この場所から立ち去るべきか、それともルワンダの人々を守る為に立ち上がるべきか、人生最大の決断を迫られる。
- 公開日
- 2007年1月27日(土)
- 音楽
- ダリオ・マリアネッリ
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 英=独
- 原題
- SHOOTING DOGS
- 上映時間
- 115
- INTRODUCTION
- その瞬間、私は何もできなかった。1994年、4月。ルワンダが泣いたことを、世界は知らない。アフリカのルワンダは、大多数を占めるフツ族と少数のツチ族との間で闘争が繰り返されていた。1994年4月6日の夜、フツ族出身のハビャリマナ大統領の飛行機が何者かに撃墜され、それをきっかけにフツ族によるツチ族虐殺事件(ジェノサイド)が起こる。だが、世界はこの虐殺を黙殺し、治安維持のために派遣されていた国連治安維持軍(UN)は、フツ族に虐殺されるツチ族を助けようとせず、自衛するのみだった。大量虐殺が行われた場所のひとつである公立技術専門学校(ETO)で教師をしていたボランティアのイギリス人青年ジョン・コナーを演じるのは『キング・アーサー』『氷の微笑2』のヒュー・ダンシー。技術学校と避難してきたツチ族の人々を守ろうとしたカトリック教のクリストファー神父を『エレファントマン』『チャンピオンズ』のイギリスの名優ジョン・ハート。監督は『メンフィス・ベル』のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。イギリス国営放送BBCの記者としてルワンダ虐殺を体験したデビッド・ボルトンの原案を基に本人が製作。ルワンダ国内にある実際に事件の起きた学校でのオールロケを敢行。そして虐殺の生存者が、映画スタッフとして参加している真実の物語。
- STORY
- ボランティアの英語教師としてアフリカ・ルワンダ共和国にやってきた英国人青年ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、英国ローマン・カソリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート)が運営する公立技術専門学校〔ETO〕に赴任した。フツ族とツチ族の部族間抗争が長く続くこの地には、平和監視のために国連軍が配置され、学校にはベルギー軍が駐屯していた。1994年4月6日の夜、アルーシャを仲介とした停戦協定に向ったルワンダ大統領が乗った飛行機が何者かに撃墜される。クーデターが噂される中、やがてフツ族たちによるツチ族虐殺がはじまり、学校には大量虐殺(ジェノサイド)から逃れてきた何千というツチ族の難民たちが避難してきた。学校の外では虐殺が繰り広げられ国連軍がこれ以上難民を保護できないと手を引いたとき、ジョーと学校長のクリストファー神父は、この場所から立ち去るべきか、それともルワンダの人々を守る為に立ち上がるべきか、人生最大の決断を迫られる。
- CASTING
- ●ジョン・ハート(クリストファー神父) ●ヒュー・ダンシー(ジョン・コナー) ●クレア-ホープ・アシティ(マリー) ●ドミニク・ホロウィッツ(デロン大尉) ●ルイス・マホニー(シボマナ) ●ニコラ・ウォーカー(レイチェル) ●スティーブ・トウサン(ローランド) ●デビッド・グヤシ(フランソワ) ●ヴィクター・パワー(ジュリアス) ●ジャック・ピアース(マーク) ●ムサ・カソンカJr.(ボニファス)